賃貸物件の入居前に、要望をいってもいいのでしょうか。
要望も様々あると思います。
室内の修理をこのようにしてほしい。
駐車場の位置を変更してほしい。
エアコンをつけてほしい等々
家賃を払うのだから、少しでも自分の要望、希望を叶えたいと思うのは当然のこと。
そんな要望や希望を入居前に言ってもいいのでしょうか。
結論を言うと、言ってもいいです。
但し、常識の範囲内でとなります。
目次
室内の修理前に契約した場合
室内の修繕前に契約する場合もあります。
希望条件にマッチする物件を見つけたが、退去がまだ終わっていない場合など、室内修理前での契約となります。
修理をするのであれば、可能な限り要望を聞き入れてもらい、修理してほしいと思うところです。
不動産業者や建物の管理会社、或いは、大家さんに対して要望を伝えることは可能です。
但し、要望が叶うかどうかは別の問題となります。
室内の修繕は基本的には大家さんが費用負担をして実施されます。
大家さんとしてはなるべく修理金額を減らして修理したいと考えます。
そんな時に「アクセントクロスを貼ってほしい」などの要望を伝えることはできます。
しかし、叶うか否かは大家さん次第となります。
また、室内修繕後に部屋を確認したところ、修理はされているが、多少傷があったり、掃除では除去できない多少の汚れがあったり、
使用には問題ないが、設備が少し傷んでいる事が目に付くことがあります。
その気になる部分を直してほしいと伝えることもできます。でも、直すか否かは大家さんの判断次第となります。
新築物件であるなら、傷の修復を伝えれば大家さんを通して建築会社が修復してくれますが、
新築でなければ、多少の傷や不具合があるのは当然のこと、十分に不便なく住める状態に直しているのだから現状のままで住んでほしいと大家さんは考えがちです。
その為に、新築時より賃料を下げて募集している物件が多いのも実情です。
入居者側の立場に立てば、賃料というお金を払うのだから、きちんと要望を取り入れて傷を直すのは、入居者というお客様に対する対応として当然と思いますが、中々、そこまで理解のある大家さんが少ないのも実情です。
傷があっても不便なく普通に生活ができるレベルの修理内容であれば、傷の修復などは難しい場合が多い感じです。
退去時に修理代金を請求されないように、不動産業者や管理会社、又は、大家さんと共に傷を確認し、写真などで記録に残すことをお勧めします。
先ほどのアクセントクロスの件も同様ですが、細かい要望や指摘を入居前に行うと、大家さんや不動産業者、管理会社から「厄介な入居者」とマークされてしまう可能性があります。
要望や希望を叶えたい気持ちもわかりますが、あくまでも借り物の住まいなので、ほどほどにしましょう。
室内修理完了後に契約した場合
一般的には室内の修理完了後に、室内を見てから契約する場合がほとんどではないでしょうか。
契約を済ませた後に、改めて室内を確認した際に、「エアコンを取り付けてほしい」など設備の追加をお願いしてくる方がいます。
室内確認後の設備の追加は非常に難しいです。
大家さんに対して悪い印象を与えてしまいますので、あまり言わないほうがいいのではないかと思います。
また、契約時には分からなかった傷なども目に付くと思います。
それらの傷を直してほしいと言ってくる方もいます。
これも大家さんの印象は悪くなります。
新築ではないので、多少の傷があるのは当然と考える大家さんも多いため、写真などで記録に残し、退去時に修理代金の請求が無いよう、不動産業者や大家さんと約束することが必要です。
まとめ
入居前に室内に対して要望や希望を伝えることは可能です。それが叶うか否かは大家さん次第です。
細かい要望であったり、しつこい場合は大家さんから入居を断られる場合もありますので、ほどほどに伝えるようにし、引くときは引きましょう。
