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静かな賃貸物件を探しています。そんな依頼が頻繁にあります。
上の階や、隣の部屋の音が気になったり、主要道路に面しているため、車の音が気になったり、
そんな思いを新居ではしたくないので静かな物件を希望の方もいます。
また、勉強や読書の為に静かな部屋を探している方もいます。
理由は様々ですが、静かな物件を依頼される方は非常に多いです。
そんなアパートやマンションはあるのでしょうか。

目次

静かな物件はあるの?

静かな物件はあるのか?
結論から言うと無いです。
「静か」に対する考え方にもよりますが、静かな物件は無いです。
賃貸物件である以上、何らかの音は聞こえます。
但し、比較的静かな物件はあります。
それもいつまで続くかは分かりません。
今は比較的静かでも、隣に生活リズムの違う方が住むようになると、途端に音の問題が発生します。
そうなると、ちょっとした物音でも気になってしまい、「うるさい」と感じるようになります。
うるさいから見に来てほしいと依頼を受けることもあり、実際に現地で音を確認すると、普通の音の場合が多いです。
うるさいと感じる理由を聞くと、今までは静かであったが、隣に新しい方が引っ越してきてから、物音がするようになった。
普通の音がうるさく感じるよくあるパターンです。
そのような状況から、静かな物件は無いと考えるのです。
新しく引っ越してきた方に、音の件を伝えると、「普通に生活して出ている音です。」と言われてしまい、解決不可能な騒音問題となります。
そして、新たな「静かな物件」を探すことになるのです。

音の問題は我慢が必要

アパートやマンションなどは集合住宅であるため、ある程度の音の問題は出ます。
騒音問題で多いのは、人の歩く音、会話、扉の開閉音、テレビや音楽などです。
どれも生活音なのです。今までの人生で培われてきた習慣があります。そこから発せられる音なので、改善することは難しいのです。

歩く音が大きい ⇒ 普通に歩いている音ですが・・・
話し声が大きい、時間も遅い ⇒ 普通に会話しているだけですが、時間も9時ですよ。
扉の開閉音が大きい ⇒ 普通に開閉しています。
テレビや音楽の音が大きい ⇒ 普通の音量で聞いています。これ以上小さくするのは無理です。

音を出している方は普通の感覚で音を出しています。普通の音を出していると思っています。
音を小さくしてと依頼しても、1~2週間は静かになります。でもすぐに元に戻るのです。
今までの習慣は簡単には変わらないのです。
繰り返し注意すると、「隣の部屋の音も大きい!」と言い返され、問題が複雑になります。
また、隣の方からテレビの音が大きいと相談があり・・・などと注意すると、

「隣の話し声が大きいからテレビの音量を大きくしていた」

なんてこともよくある話です。

それでも静かな物件を探したい

比較的静かな物件を探すためには次の方法があります。
希望条件に見合う物件が見つかったら、下記の方法を参考にしてください。

曜日を変えて物件を確認

平日だけでなく、土曜、日曜など曜日を変えて物件を確認する。曜日によって物件の状況が変わる場合があります。

朝昼晩と確認する

昼間の時間帯だけでなく、朝、昼、晩と確認しましょう。夜になると状況が一変する物件もあります。

住んでいる方に確認する

希望の部屋の上下左右の方に音の件を確認しましょう。また、上階に小さいお子さんがいたら足音のが響く可能性もあるため、そのあたりも含め確認するようにしましょう。

道路状況の確認

周辺の道路状況を確認しましょう。通勤経路の裏道であったら、早朝や深夜に車の音が気になるかもしれません。また、観光地に抜ける道などの場合、土日に車の音が気になるかもしれません。

まとめ

音の問題は一度発生してしまうと、ほとんどの場合、解決が難しいです。
最近は入居者のモラルやマナーの低下もあり、より複雑になっています。
静かな物件を探すことは非常に困難な状況です。
少しぐらいの音は諦めることが必要かもしれません。